ホンダジェットの価格を中古相場から総費用まで徹底解説

ホンダジェットの残価やリセールを象徴する小型ビジネスジェット前での日本人同士の商談成立

こんにちは。ボクのヒコーキ 運営者の「ひろかず」です。

ホンダジェットの価格を調べているあなたは、たぶん新造機はいくらなのか、中古価格はどのくらいなのか、購入費用として本体以外に何が必要なのかまで知りたいのかなと思います。

さらに、維持費、燃料費、リース、ローン、オプション費用、税金、登録、納期、残価、リセール、比較機種まで見ていくと、単なる機体価格だけでは判断しにくいですよね。

この記事では、ホンダジェットの価格を本体価格だけでなく、年間の運航コストや輸入時の費用、競合するビジネスジェットとの違いまで含めて整理します。金額は為替や市場状況、契約条件で変わるため、あくまで一般的な目安として見てください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

読み終わるころには、ホンダジェットを買う場合にどのくらいの予算感を持てばいいのか、そして新造機と中古機のどちらを検討すべきかが、かなり見えてくるはずです。

ホンダジェットの価格を検討する日本人男性と空港に駐機する小型ビジネスジェット
ボクのヒコーキ・イメージ
この記事を読んでわかること
  • 新造機と中古機の価格目安
  • 購入後にかかる維持費の内訳
  • リースやローンを使う際の注意点
  • 競合機種と比べた価格の見方
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目次

ホンダジェットの価格相場

まずは、ホンダジェットそのものの価格相場から見ていきます。ここで大事なのは、新造機のリスト価格と、実際に購入するときの総額は別物という点です。はい、ここを分けて考えるだけで、かなり理解しやすくなります。

ホンダジェットは超軽量ビジネスジェットに分類される機体で、現行モデルに近いホンダジェット Elite IIでは、リスト価格が約695万米ドルとされています。

日本円では為替によって大きく変わりますが、おおむね10億円前後の世界。そこにオプション、輸入関連費用、税金、登録費用などが加わるため、購入予算は少し余裕を持って考える必要があります。

  • 新造機のリスト価格
  • 中古価格の目安
  • 年式別の価格差
  • オプション費用
  • 為替と地域差
  • 納期と購入時期

新造機のリスト価格

ホンダジェットの新造機価格を見るときの中心になるのが、現行世代のホンダジェット Elite IIです。データ上の目安では、ホンダジェット Elite IIのベース価格は約695万米ドルとされ、日本円では約10.3億円から10.5億円前後として考えられます。もちろん、これは為替レートによってかなり変わります。

夕焼けの峡谷上空を飛ぶ民間ジェット機
ホンダジェット Elite II(Black Edition):Honda Globalより引用

たとえば1ドル150円前後で計算すると、695万ドルは約10億4,000万円ほどになります。1ドル140円なら約9億7,000万円、160円なら約11億1,000万円。ビジネスジェットの価格は米ドル建てで見られることが多いため、為替の影響は本当にバカに出来ません。

ホンダジェットの新造機価格は、ドル建て価格を基準に考えるのが基本です。日本円での実質負担は、為替、税金、輸送費、登録費用によって変わります。

従来モデルを見ると、初期型のHA-420はベース価格が約490万ドル、ホンダジェット Eliteは約525万ドル、ホンダジェット Elite Sは約649万ドル前後とされてきました。つまり、モデルが進化するにつれて価格も上がっている流れです。

デモ飛行するHondaJet HA-420:Wikipediaより引用

Elite IIでは、航続距離や安全装備、操作支援機能などが強化されています。オートスロットルや緊急自動着陸に関わる機能など、操縦支援や安全性を意識した装備が加わっているため、単純にNEWモデルだから高いというより、機能追加込みの価格上昇と見るのが自然かなと思います。

ただし、メーカー公表価格や販売条件は時期によって変わることがあります。実際に購入を検討する場合は、見積もりを取り、仕様を固めたうえで総額を確認するのが前提です。最終的な判断は専門家にご相談ください。

中古価格の目安

ホンダジェットは中古市場でも流通しています。新造機と比べると価格は下がりますが、ビジネスジェットの場合は自動車の中古車とは少し違う見方が必要です。年式だけでなく、飛行時間、整備履歴、エンジン状態、保守プログラム加入の有無、内外装の状態が価格に大きく影響するからです。

目安としては、初期型HA-420の中古価格は約230万ドルから320万ドル程度、Elite世代では約300万ドルから480万ドル程度、Elite IIの低時間機では約550万ドルから650万ドル程度と考えられます。かなり幅がありますね。

モデル中古価格の目安見方のポイント
HA-420初期型約230万〜320万ドル価格は抑えめだが年式と整備状況を要確認
ホンダジェット Elite約300万〜400万ドル性能と価格のバランスを見やすい世代
ホンダジェット Elite S約400万〜500万ドル航続距離や積載面の改良が評価されやすい
ホンダジェット Elite II約550万〜650万ドル新造機に近い価格帯になりやすい

中古機を選ぶメリットは、納期を短縮しやすいことです。新造機だと発注から納入まで時間がかかることがありますが、中古機なら契約、検査、登録、輸送が進めば数か月で導入できるケースもあります。急いで運用したい法人やオーナーには大きな魅力かも。

一方で、中古機は安いから得とは限りません。エンジンの大きな整備時期が近い機体、保守プログラムに入っていない機体、修復歴や長期保管歴がある機体は、購入後にまとまった費用が出る可能性があります。価格表だけでは見えない部分がある。この点は要注意です。

中古ホンダジェットを検討する場合は、購入前検査、整備記録、エンジン状態、アビオニクス更新状況を必ず確認したいところです。安く見える機体ほど、購入後コストまで含めて判断する必要があります。

中古ホンダジェットの価格判断に必要な機体検査を行う日本人技術者と購入検討者
ボクのヒコーキ・イメージ

年式別の価格差

ホンダジェットの価格差は、モデル名と年式である程度見えてきます。初期型HA-420、Elite、Elite S、Elite IIという流れで見れば、新しいモデルほど価格は高くなりやすいです。ただし、ビジネスジェットでは年式だけでなく、飛行時間と整備状態のほうが重要になる場面も多いです。

たとえば、年式が新しくても飛行時間が多く、整備プログラムから外れている機体なら、価格は抑えられる可能性があります。逆に少し古くても、飛行時間が少なく、整備履歴がきれいで、内装も良好な機体は高値になりやすいです。なるほど、と思う部分ですよね。

初期型HA-420は価格が比較的こなれてきていますが、最新装備や航続距離を重視する人には物足りない場合があります。Eliteは初期型より改良され、価格と性能のバランスが見やすい世代。Elite Sは最大離陸重量や航続距離の面でさらに使い勝手が良くなっています。

Elite IIになると、新造機に近い扱いの低時間機では価格が高止まりしやすくなります。特に納期が長い局面では、すぐ使える低時間中古機にプレミアムが乗ることも。これはビジネスジェット市場では珍しくありません。

年式別に見ると、安さ重視ならHA-420、バランス重視ならElite系、最新装備重視ならElite IIという考え方がしやすいです。ただし、実際の価値は個体ごとの状態で変わります。

私は、ホンダジェットの中古価格を見るときは、単に何年式かよりも、残りの整備余力がどれだけあるかを見るべきかなと思います。航空機は安全と整備が最優先。購入価格だけを見て飛びつくと、あとから維持費で驚くことになるからです。

オプション費用

ホンダジェットの購入費用を考えるとき、見落としやすいのがオプション費用です。ビジネスジェットは、自動車のようにグレードを選んで終わりではありません。内装、外装、通信機器、安全装備、エンターテインメント、予備装備など、オーナーの使い方に合わせて仕様を詰めていきます。

具体的なオプション価格は公開されていないことが多いですが、一般的なビジネスジェットでは、内装のカスタマイズや特殊塗装だけでも数百万円から数千万円規模になることがあります。さらに通信設備や追加アビオニクス、快適装備を加えると、総額への影響はかなり大です。

ホンダジェット Elite IIでは、オートスロットルなどの先進装備が標準搭載される部分もあります。つまり、旧世代で追加や改修が必要だった内容の一部が、現行モデルでは最初から含まれているイメージです。ここは価格を見るうえでけっこう大事です。

オプション費用は総購入費用の5〜20%程度に広がる可能性があります。見積もり時には、ベース価格だけでなく、完成仕様の総額で比較することも忘れずに。

たとえば、法人利用であれば通信環境や会議しやすいシート配置、個人利用なら快適性やデザイン重視というように、求める仕様が変わります。海外拠点との移動が多いなら通信系、短距離の移動が中心なら内装の快適性を重視するなど、運航スタイルから逆算するのがいいかなと思います。

ただし、豪華な装備を入れればリセールで必ず評価されるわけではありません。個性的すぎる内装やカラーは、次の買い手を狭める可能性もあります。自分の満足度と再販性のバランス。ここが悩みどころです。

ホンダジェットのオプション費用に関わる内装カスタマイズを相談する日本人オーナー
ボクのヒコーキ・イメージ

為替と地域差

ホンダジェットの価格は米ドル建てで語られることが多いため、日本で購入する場合は為替の影響が非常に大きくなります。リスト価格が同じでも、円安になれば日本円での負担は増え、円高になれば負担は軽くなります。

たとえば、約695万ドルの機体を考える場合、1ドル140円なら約9.7億円、150円なら約10.4億円、160円なら約11.1億円です。為替が20円動くだけで、1億円以上の差が出る計算になります。これは無視できません。

為替レート695万ドルの円換算目安見方
1ドル140円約9.7億円円高寄りなら負担は軽め
1ドル150円約10.4億円標準的な試算例として見やすい
1ドル160円約11.1億円円安時は総額が大きく膨らむ

地域によって、ホンダジェットの購入時にかかる費用は異なります。米国で購入する場合は米ドル建ての価格がそのまま基準になりやすい一方、日本へ導入する場合は輸入消費税や通関費用、輸送費、国内登録費用などを考慮しなければなりません。

さらに、欧州ではVAT(Value Added Tax=付加価値税)の取り扱いや登録国、運用形態によって負担額が変わるケースもあります。

日本での実質的な購入コストを考えるなら、機体価格に10%の消費税が乗る可能性を忘れないようにしたいところです。10億円の機体なら、それだけで1億円規模のインパクトです。

為替予約や支払いタイミングの調整を行うケースもありますが、これは金融実務や契約条件が絡みます。金額が大きいので、最終的な判断は専門家にご相談ください。

納期と購入時期

ホンダジェットの新造機を購入する場合、価格と同じくらい大事なのが納期です。人気モデルや生産枠の状況によっては、発注から納入まで1.5年から3年ほどかかる可能性があります。データ上では、受注から2年以上の納期が想定されるケースもあります。

新造機の流れは、仕様相談、見積もり、契約、頭金支払い、製造スロット確保、製造、完成検査、引き渡し、登録という順番になります。法人で導入する場合は、社内稟議や資金調達の準備も必要になるため、実際の検討期間はさらに長くなるかもしれません。

購入時期を考えるうえでは、為替、金利、中古市場の在庫、納期の4つを見たいところです。円安で新造機価格が上がっているときは中古機に目が向きやすくなりますし、納期が長いと低時間中古機の価格が高くなることもあります。

すぐに使いたいなら中古機、仕様にこだわるなら新造機という選び方が基本です。ただし、中古機は個体差が大きいため、購入前検査の重要度が高くなります。

また、導入後すぐに飛ばせるわけではありません。日本で使うなら登録、保険、格納庫、運航管理、乗員手配、整備体制などを整える必要があります。機体を買うことと、実際に運航できる状態にすることは別。ここもかなり大切です。

ホンダジェットは魅力的な機体ですが、購入は大きなプロジェクトです。価格だけでなく、納期と運用開始までの段取りをセットで考えるのが現実的かなと思います。

ホンダジェットの価格と総額

ここからは、ホンダジェットを所有した後にかかる費用を見ていきます。購入価格だけなら約10億円前後という目安が出せますが、実際の負担は維持費、燃料費、整備費、保険、格納庫、乗員費用、税金まで含めた総額で判断する必要があります。

ビジネスジェットは、買って終わりではありません。むしろ買ってからが本番。年間の飛行時間や運航体制によって費用が大きく変わるため、ここでは一般的な目安として整理していきます。

  • 年間の維持費
  • 燃料費と運航コスト
  • リースとローン条件
  • 税金と登録費用
  • 残価とリセール
  • 競合機種との価格比較
  • ホンダジェットの価格~まとめ~

年間の維持費

ホンダジェットの年間維持費は、利用頻度や運航形態によってかなり変わります。一般的な目安としては、年間50万ドルから120万ドル程度を見ておくとイメージしやすいです。日本円では為替次第ですが、ざっくり7,000万円から1.8億円前後のレンジになることがあります。

主な内訳は、乗員人件費、訓練費、燃料費、整備費、部品費、保険料、格納庫費、ナビデータ更新費、管理費などです。年間200時間ほど飛ばす前提では、年間50万ドル前後という試算もありますが、専属乗員を置くか、運航管理会社に委託するかで大きく変わります。

費用項目年間費用の目安内容
乗員人件費・訓練費約26万ドル前後パイロット、訓練、資格維持など
燃料費約10万ドル前後飛行時間と燃料単価で変動
整備・部品費約10万ドル前後定期整備、部品、エンジンリザーブなど
保険・格納庫費約4万ドル以上保険条件や空港で変動
その他数千ドル以上データ更新、消耗品、管理費など

ただし、これはあくまで一般的な目安です。日本国内で運航する場合、格納庫費や整備体制、パイロット手配の条件によっては、もっと高くなる可能性があります。特に法人所有で稼働率が高い場合は、整備費や予備費を厚めに見ておくことが必要です。

プライベートジェット全般の購入費用や維持費の考え方は、プライベートジェットの購入価格と維持費の解説でも触れています。ホンダジェット単体だけでなく、他のジェット機も含めて比較したい場合に役立つかなと思います。

年間維持費は、飛行時間が少なければ必ず安くなるとは限りません。固定費が大きいため、あまり飛ばさない場合でも一定の費用はかかります。

燃料費と運航コスト

ホンダジェットの燃料消費は、目安として1時間あたり90〜110ガロン程度とされます。燃料単価を1ガロン6〜9ドルで見ると、燃料費だけで1時間あたり約540〜990ドルほど。日本円では為替にもよりますが、1時間あたり8万円から15万円前後という感覚です。

ただし、実際の運航コストは燃料費だけではありません。整備リザーブ、エンジンリザーブ、着陸料、航行援助施設利用料、乗員出張費、ハンドリング費用などが加わります。そのため、直接運航コストとしては1時間あたり約1,600ドル前後という目安が出てきます。

ここで大事なのは、飛ばすたびにかかる変動費と、持っているだけでかかる固定費を分けることです。燃料費は飛ばした分だけ増えますが、保険や格納庫、訓練費、人件費は飛行時間が少なくても発生します。

ホンダジェットの運航コストを見るなら、燃料費だけではなく、整備費や乗員費も含めた1時間あたりの総コストで考えるのが現実的です。

ホンダジェットの維持費や燃料費を確認する日本人パイロットと整備スタッフ
ボクのヒコーキ・イメージ

たとえば年間100時間しか飛ばない場合、固定費を1時間あたりに割り戻すとかなり高く見えます。逆に年間300時間飛ばすなら、固定費が分散されるため、1時間あたりの実質負担は下がりやすくなります。ここは自家用機ならではの考え方ですね。

セスナなど小型機との維持費感の違いを見たい場合は、セスナの新品価格と維持費の目安も参考になります。プロペラ機とジェット機では、価格帯も維持費もかなり違うので。

リースとローン条件

ホンダジェットのような高額な機体では、現金一括で購入するだけでなく、ローンやリースを活用する選択肢もあります。

一般的には、頭金として20〜30%程度を支払い、残りを長期ローンで分割する形が検討されることが多いです。金利は市場環境や契約者の信用力、返済期間によって変動しますが、年4%前後がひとつの参考目安として挙げられることがあります。

たとえば700万ドルの機体を70%融資で購入する場合、借入額は490万ドルです。10年返済で金利が4%前後なら、月々の支払いはかなり大きな金額になります。ここに運航費も別途かかるため、資金計画は慎重に組む必要があります。

リースを利用する場合は、月額リース料を支払って機体を使用する形になります。リース料率は契約内容によって変わりますが、目安として0.9%程度が参考にされることもあります。ただし、航空機リースでは使用時間の上限や返却時の条件、整備義務、保険の範囲、残価設定などが細かく定められるのが一般的です。

ローンやリースの条件は、金利環境、為替、審査、契約年数、残価設定によって大きく変わります。記事内の数字はあくまで一般的な目安であり、最終的な判断は専門家にご相談ください。

法人で導入する場合は、税務処理も重要です。購入なら減価償却、リースならリース会計や経費処理の考え方が関わります。ここは航空機の知識だけでなく、税理士や会計士、リース会社、金融機関との相談が必要です。

個人的には、ホンダジェットの購入を検討するなら、まず機体価格ではなく、5年保有した場合の総支出で見るのがいいかなと思います。ローン返済、維持費、税金、売却時の残価まで入れると、かなり現実的な判断ができるからです。

税金と登録費用

日本へホンダジェットを導入する場合、税金と登録費用も大きなポイントです。機体を海外から輸入する場合、機体価格に対して輸入消費税が課される可能性があります。日本の消費税率は10%なので、10億円規模の機体なら税額も1億円規模になります。

航空機の関税については、条件によって低率または免税となる場合があります。ただし、通関手続きや申告、輸送、国内登録などの実務費用は発生します。さらに、米国から日本へ持ってくるためのフェリーフライトや輸送費、保険、手配費用も見ておかなければなりません。

国内で運航するには、国土交通省航空局への登録や必要な検査、耐空証明などの手続きが関わります。登録料や審査費用自体は機体価格に比べれば小さいものの、手続き全体を専門家に依頼する場合は、別途コストがかかります。

ホンダジェットを日本で使う場合は、機体価格だけでなく、輸入消費税、通関費用、輸送費、登録費用、保険、格納庫契約まで含めて総額を見積もる必要があるのです。

また、購入後も部品の輸入、整備、保険、格納庫、燃料などに消費税が関わる場面があります。法人利用か個人利用か、国内運航か海外運航かによっても税務上の扱いが変わる可能性があります。

税金や登録制度は変更されることがあるため、断定はできません。正確な情報は公式サイトでの確認をお願いします。また、税務や法務に関わる部分は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

ホンダジェットの輸入や登録費用を確認する日本人スタッフと空港に駐機する小型ジェット
ボクのヒコーキ・イメージ

残価とリセール

ホンダジェットを購入するなら、売却時の残価も大切です。ビジネスジェットは高額なので、買った瞬間の価格だけでなく、数年後にいくらで売れるかが総コストに大きく影響します。

一般的に、航空機は年数が経つほど価値が下がります。ただし、ホンダジェットは比較的新しいカテゴリーの機体であり、供給数や需要のバランスによっては中古価格が底堅くなることも。特に低時間機、整備履歴が良い機体、人気仕様の機体はリセールで有利になりやすいです。

目安としては、年2〜5%程度の減価を想定する考え方があります。ただし、これは非常にざっくりした見方です。実際には、モデルチェンジ、燃料価格、金利、中古市場の在庫、為替、整備プログラム加入状況で大きく変わります。

リセールを重視するなら、購入時から売りやすい仕様を選ぶことが大切です。派手すぎる内装や特殊すぎる装備は、次の買い手を限定する可能性があります。

中古市場では、旧型HA-420が250万ドル前後まで下がる例がある一方、Elite系やElite IIの低時間機は高めの価格を維持しやすい傾向があります。新造機価格の5〜6割程度で取引されるケースもあり、状態が良い機体ほど評価されやすいです。

ここで忘れてはいけないのが、エンジンや大規模整備のタイミングです。大きな整備が近い機体は、買い手から見れば将来コストが見えています。その分、価格交渉で下げられやすくなるからです。逆に整備済みの機体や、保守プログラムにしっかり入っている機体には安心感があります。

リセールまで考えると、ホンダジェットの価格は単なる購入額ではなく、保有期間中にいくら使い、売却時にいくら戻るかで判断するのが自然です。

競合機種との価格比較

ホンダジェットの価格が高いのか安いのかを判断するには、同クラスの競合機種と比べるのがわかりやすいです。代表的な機種としては、セスナ・サイテーション M2、エンブラエル フェノム 100EX、エンブラエル フェノム 300E、ピラタス PC-24などがあります。

青を背景に旋回飛行する民間航空機
セスナ・サイテーション M2:AeroExpoより引用

ホンダジェットElite IIは約695万ドル。これに対して、サイテーション M2は約470万ドル、フェノム 100EXは約449万ドル前後とされ、同じ超軽量ジェットクラスではホンダジェットのほうが高めに見えます。ただし、航続距離や静粛性、独特のエンジン配置、キャビン効率などを考えると、単純に価格だけで比較しにくいところがあります。

雪の山岳地帯上空を飛ぶ民間ジェット機
エンブラエル フェノム 100EX:Business Jet Travelerより引用
機種価格目安航続距離目安特徴
ホンダジェット Elite II約695万ドル約1,547nm静粛性と効率、独自設計が魅力
セスナ・サイテーション M2約610万ドル約1,300nm実績ある軽量ジェット
エンブラエル フェノム 100EX約530万ドル約1,178nm価格と使いやすさが魅力
エンブラエル フェノム 300E約1,100万ドル約1,223nmより大きく快適な人気機
ピラタス PC-24約1,150万ドル約1,950nm短距離滑走路にも強い万能機

ホンダジェットの強みは、主翼上面エンジン配置によるキャビン空間や静粛性、燃費効率、シングルパイロット運用に対応できる点です。価格だけを見るとサイテーション M2やフェノム 100EXのほうが手頃ですが、航続距離や快適性ではホンダジェットに軍配があがります。

一方で、より多くの乗客を乗せたい、荷物を多く積みたい、航続距離をさらに伸ばしたいという場合は、フェノム300EやPC-24のような上位クラスも候補になるでしょう。ただし、その分価格も維持費も上がります。

島嶼の上空を飛行する民間ジェット機
ピラタス PC-24:FlyTeamより引用

大谷選手の移動で話題になるような大型プライベートジェットの世界を見たい場合は、大谷選手のプライベートジェットの値段と内装も参考になると思います。ホンダジェットとはクラスが違いますが、プライベートジェットの費用感をつかむ材料になるでしょう。

競合比較では、価格だけでなく、搭乗人数、航続距離、滑走路条件、整備拠点、運航目的をセットで見るのがコツです。

ホンダジェット価格を競合ビジネスジェットと比較するために並ぶ複数の小型ジェット
ボクのヒコーキ・イメージ

ホンダジェットの価格~まとめ~

ホンダジェットの価格をまとめると、新造機のホンダジェット Elite IIは約695万米ドル、日本円では為替次第で約10億円前後が一つの目安になります。中古機はモデルや状態によって大きく変わり、初期型HA-420なら約230万〜320万ドル、Elite系なら約300万〜500万ドル、Elite IIの低時間機なら約550万〜650万ドル程度が目安です。

ただし、ホンダジェットの価格を見るときに大切なのは、機体価格だけで判断しないことです。オプション費用、輸入消費税、輸送費、登録費用、保険、格納庫、乗員費用、整備費、燃料費まで含めると、実際の負担はかなり大きくなります。

ホンダジェットの価格は、本体価格、購入時費用、年間維持費、売却時の残価をまとめて見ることが大切です。

年間維持費は一般的に50万〜120万ドル程度のレンジで考えられます。燃料費は1時間あたり約540〜990ドル、直接運航コストは約1,600ドル前後が目安。もちろん、これらは飛行時間、燃料単価、整備契約、運航体制によって変わります。

リースやローンを使えば初期負担を分散できますが、金利や契約条件、残価設定、使用時間制限によって総支払額が変わります。税金や登録に関しても、制度や運用条件で変動するため、慎重に確認したいところです。

私としては、ホンダジェットを検討するなら、まずは次の4つを整理するのがいいかなと思います。

  • 新造機か中古機か
  • 年間に何時間飛ばす予定か
  • 日本登録か海外登録か
  • 5年後に売却する前提か長期保有か

この4つが見えると、ホンダジェットの価格がただ高いか安いかではなく、あなたの使い方に合う投資なのかが判断しやすくなります。ビジネス利用でも個人利用でも、航空機は安全と資金計画が最優先です。

最後にもう一度。この記事内の金額は、あくまで一般的な目安です。為替、金利、機体状態、契約条件、制度変更によって変わります。正確な情報は公式サイトでの確認をお願いします。購入、リース、税務、登録、運航管理に関する最終的な判断は専門家にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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