こんにちは。ボクのヒコーキ 運営者の「ひろかず」です。
トップガンマーヴェリックのフェニックスについて、演じた女優は誰なのか、日本語吹き替えの声優は誰なのか、気になっているあなたもいるかなと思います。モニカ・バルバロの年齢や身長、プロフィール、ほかの出演作まで知りたくなる、印象に残る人物ですよね。
かわいい、美人、かっこいいと感じる魅力に加えて、相棒のボブとの関係や、ハングマン、ルースターとは恋人なのかという疑問もあります。さらに、訓練中の事故で死亡するのか、最後はどうなるのか、フェニックスというコールサインの意味や由来も押さえておきたいところです。
この記事では、人物設定から搭乗する戦闘機、仲間との関係、撮影秘話まで、つながりが分かるように解説します。画像だけでは伝わりにくい、パイロットとしての役割にも注目してみましょう。後半では事故と最終任務の結末に触れるので、未鑑賞のあなたはその点を確認して読み進めてください。
- フェニックスの本名・階級と人物像
- 女優モニカ・バルバロの経歴と吹き替え声優
- ボブやハングマン、ルースターとの関係
- 訓練事故の結末とコールサインの意味
トップガンマーヴェリックのフェニックスとは
まずは、フェニックス本人の設定と、演じる俳優の情報を整理していきましょう。ここが分かると、バーでの会話から飛行中のやり取りまで、それぞれの場面がぐっと見やすくなるかなと思います。
本名・階級とパイロットとしての人物像
フェニックスの本名は、ナターシャ・トレースです。アメリカ海軍の大尉で、特殊任務に向けて呼び戻されたTOPGUN卒業生の一人。フェニックスは名前そのものではなく、飛行中の通信や仲間同士の呼びかけに使われるコールサインです。
マーヴェリックの指導を受ける場面が続くため、これからパイロットになる訓練生に見えるかもしれません。ただ、そこは少し違います。彼女たちはすでに専門的な教育を終えた精鋭で、その中から特別な作戦を任せるメンバーを選ぶために招集されているのです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ナターシャ・トレース |
| 英語表記 | Natasha Trace |
| コールサイン | Phoenix/フェニックス |
| 所属・階級 | アメリカ海軍・大尉 |
| 搭乗機 | F/A-18F スーパーホーネット |
| 後席の相棒 | ロバート・“ボブ”・フロイド |
自分の意見と仲間への意識を持つ人物
性格をひと言で表すなら、気の強さと協調性を併せ持つ人物かなと思います。ハングマンの挑発に黙って引き下がることはなく、必要ならはっきり言い返します。それでも、自分が目立つために周囲を振り回すタイプとは違い、同乗者や僚機との連携に意識が向いているんですね。
ボクが注目したいのは、この「腕前」と「一緒に任務を遂行できること」の両方が描かれている点です。飛行機をうまく操るだけでは、複数機が動く作戦は成立しません。情報を受け取り、相手の状況を考えながら動く。その姿が、フェニックスの頼もしさにつながっています。
前作の女性キャラクターとは別人
フェニックスは2022年の続編で登場した人物で、1986年の『トップガン』には登場しません。前作のチャーリーは民間の専門家であり、続編のペニーはバーの経営者。三人はそれぞれ別の人物です。
また、フェニックスは主要な女性パイロットですが、作中の女性航空要員全体が彼女一人というわけではありません。ヘイローも登場するので、女性の航空要員が全員フェニックスだけだと受け取らないことも押さえておきたいですね。
女優モニカ・バルバロの年齢と経歴

フェニックスを演じているのは、アメリカの俳優モニカ・バルバロです。英語ではMonica Barbaro。1990年6月17日生まれで、2026年10月18日時点では36歳です。映画が公開された2022年5月の時点では、誕生日前の31歳でした。
出生地はカリフォルニア州サンフランシスコで、ミルバレーで育ちました。若いころからダンスに取り組み、ニューヨーク大学でダンスを学んだ経歴があります。クラシックバレエの経験を持っているのも、彼女のプロフィールを知るうえで外せない部分です。
バレエで培った身体感覚
バレエと戦闘機は、ぱっと見では結び付かないかもしれません。でも、姿勢を保つことや、自分の体がどう動いているかを感じ取ることは、どちらにも関係します。バルバロ本人も、ダンスで培った身体感覚が、飛行撮影で負荷を受ける際に役立ったと語っています。
もちろん、バレエ経験があれば戦闘機への搭乗に問題なく対応できる、という意味ではありません。撮影に向けた専門的な訓練を受けたうえで、これまでの経験が支えになったという話です。異なる分野で積み重ねてきたことが、思わぬ場面で生きる。そこが面白いところかなと思います。
身長と役柄の年齢は分けて考える
身長については約170cmと紹介されることがあります。ただし、公式の出演者紹介で数値を確かめられる情報ではないため、ここでは確定値として扱いません。画面の中で並ぶ俳優との身長差も、靴や立ち位置、カメラの角度で印象が変わります。
もう一つ気を付けたいのが、バルバロ本人とフェニックスの年齢の違いです。俳優の生年月日が、そのまま登場人物の設定になるわけではありません。フェニックスの正確な年齢や誕生日、家族構成は、映画では詳しく説明されていないんですね。
プロフィールを見るときは、「俳優本人の情報」「作品内の人物設定」「画面から受ける印象」を分けると混乱しにくくなります。フェニックスが何歳なのかについては、演じた時点のバルバロの年齢だけで断定しないのが自然です。
モニカ・バルバロの主な出演作
バルバロをフェニックス役で知ったあなたには、テレビドラマやその後の映画も気になるところでしょう。彼女は『トップガン マーヴェリック』以前からテレビ作品に出演しており、その後はアクションだけでなく、恋愛映画や音楽に関わる役にも活動を広げています。
同じ俳優でも、任務中のパイロットと、恋愛作品の主人公、実在した音楽家では求められる表現が変わります。フェニックスの印象が強いからこそ、ほかの役を見ると、演技の幅を感られるのです。
| 作品 | 役柄・見どころ |
|---|---|
| UnREAL | ヤエル役で出演したテレビドラマ |
| シカゴ P.D./Chicago Justice | アンナ・バルデス役で出演 |
| THE GOOD COP/グッド・コップ | 刑事のコーラ・バスケス役 |
| トップガン マーヴェリック | 海軍パイロットのフェニックス役 |
| At Midnight | 2023年のロマンティックコメディ映画 |
| FUBAR | CIAエージェントのエマ・ブルンナー役 |
| 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN | 実在の歌手ジョーン・バエズ役 |
アクション作品ではFUBARにも出演
『FUBAR』では、アーノルド・シュワルツェネッガー演じる人物の娘、エマ・ブルンナーを演じています。父と娘がともにCIAの仕事に関わるアクションコメディで、フェニックスとは違った立場から身体を使う役柄です。
ただし、フェニックスの続きの物語ではありません。同じ俳優が出演する別作品なので、軍人と諜報機関のエージェントという設定を混ぜずに見ると楽しみやすいですね。
ジョーン・バエズ役でアカデミー賞候補に
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』では、ジョーン・バエズを演じました。この演技によって、2025年の第97回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされています。候補になった事実は、アカデミー賞公式の2025年結果でも確認できます。
ここは「受賞」と「ノミネート」を区別しておきたいところ。また、対象になったのはフェニックス役ではなく、ジョーン・バエズ役です。ボクとしては、彼女を戦闘機映画の俳優としてだけ覚えるより、異なる人物をどう演じ分けているかに注目すると、出演作を追う楽しさが増すかなと思います。
吹き替え声優は内田真礼
フェニックスの日本語吹き替えを担当するのは、内田真礼さんです。名前の読み方は「うちだ・まあや」。モニカ・バルバロが人物を演じ、その演技に日本語の声を重ねているのが内田さん、という関係になります。
映画の登場人物は、本名とコールサインがあり、さらに俳優名と声優名もあるので、最初は少しややこしいですよね。フェニックスについては、ナターシャ・トレース、モニカ・バルバロ、内田真礼の三つを対応させておくと整理できます。
仲間との会話と無線交信で変わる印象
フェニックスの場面には、バーで仲間に言い返す会話と、飛行中に短く情報を伝えるやり取りの両方があります。同じ人物でも、くつろいだ場と緊張した場では声の印象が変わるんですね。吹き替えで見るなら、その切り替わりに耳を向けてみるのも面白いかなと思います。
特にボブとの交信では、長い説明よりも、必要な情報をすぐ理解することが大切になります。航空用語に慣れていないあなたは、日本語のやり取りで状況をつかむと、どちらが操縦し、どちらが情報を伝えているのかを追いやすいかもしれません。
一方、字幕版ではバルバロ本人の声や話す間合いを味わえます。どちらが正解ということではなく、人物の表情を見たいのか、会話の内容を聞き取りたいのかで選んでみるとよさそうです。

- フェニックス:モニカ・バルバロ/日本語吹き替えは内田真礼
- ボブ:ルイス・プルマン/日本語吹き替えは武内駿輔
日本テレビの『トップガン マーヴェリック』放送紹介にも、フェニックス役と日本語吹き替えの組み合わせが掲載されています。なお、配信サービスの取り扱いや字幕・吹き替えの選択肢は変わることがあるため、視聴前には利用するサービスの作品ページを確認してください。
かわいい・かっこいいと評される魅力
フェニックスがかわいい、あるいはかっこいいと感じる理由は、見た目だけでは説明しきれないかなと思います。制服や飛行服を着た姿が印象的なのはもちろんで。ただそれ以上に、仲間と話すときの表情と、飛行中に見せる真剣さの組み合わせが魅力になっています。
ハングマンに軽く扱われても、その場の空気に流されず言葉を返す。一方で、ボブとは情報をやり取りしながら任務に向き合う。強気であることが、他人の意見を聞かないことにはつながっていないんですね。
一人の専門職として描かれる格好よさ
フェニックスを理解するなら、誰かの恋愛相手という役割だけに収まらないことに注目したいです。彼女には自分の仕事があり、任務の中で果たすべき役割があります。危険に直面するのも、仲間の判断を必要とするのも、同じチームの一員だからこそ。
ボクは、その描き方が自然な格好よさにつながっているかなと思います。性別を説明するために物語が止まるのではなく、会話や行動の中で、その人の力量や性格が伝わってくる。短い登場場面でも人物を覚えやすい理由の一つですね。
ビーチで見せる仲間としての表情
飛行服姿とは違った魅力が出るのが、海辺で仲間と体を動かす場面です。競争や緊張が続いていた航空要員たちが、同じ時間を楽しむ。フェニックスもその輪の中にいて、任務中とは異なる柔らかい表情を見せます。
ちなみに、続編の海辺で行っているのは、前作と同じビーチバレーではありません。アメリカンフットボールをもとにした、ドッグファイト・フットボールです。場面の意味や競技が気になったあなたは、トップガンマーヴェリックのビーチ場面と撮影秘話も参考にしてみてください。
ただ、美人やかわいいといった評価に、公式の正解や順位があるわけではありません。場面写真一枚の印象と、映画の流れの中で感じる魅力は違います。あなたがどの表情や行動に引かれたのかを考えると、フェニックスという人物がより身近になるでしょう。
トップガンマーヴェリック~フェニックスの活躍~
ここからは、同じ機体に乗るボブとの分業、ほかのパイロットとの関係、訓練事故と最終任務を見ていきます。事故後の生死や物語の結末にも触れるので、内容を知ってから読みたいあなた向けのパートです。
ボブとの役割分担と二人の関係
フェニックスとボブは、同じF/A-18Fスーパーホーネットに搭乗するペアです。前席のフェニックスがパイロット、後席のボブが兵装システム士官であるWSOを担当します。二人が同じ作業をしているのではなく、役割を分けて一機を運用しているんですね。
WSOは、英語のWeapon Systems Officerを略した呼び方です。難しく聞こえるかもしれませんが、映画を見るうえでは、レーダーやセンサー、兵装に関わる情報を扱う後席の専門職と考えると入りやすいかなと思います。単なる付き添いでも、何もしない同乗者でもありません。
F/A-18EとF/A-18Fの違い
劇中には、一人乗りのF/A-18Eと、二人乗りのF/A-18Fが登場します。フェニックスとボブが乗るのは後者の複座型。マーヴェリックやルースターが最終任務で乗る単座型とは、座席の構成が違います。
機体の名前を細かく覚えなくても、「フェニックスの後ろにはボブがいて、操縦以外の重要な仕事を受け持っている」と意識するだけで、飛行中の会話の意味が見えてきます。後席から伝えられる情報が、前席の判断を支える。二人の連携を見る面白さです。

| 人物 | 座席・担当 | 映画を見るときの注目点 |
|---|---|---|
| フェニックス | 前席・パイロット | 操縦と、飛行状況に応じた判断 |
| ボブ | 後席・兵装システム士官 | センサーや兵装に関わる情報の扱い |
恋愛ではなく、仕事を通じた信頼が描かれる
二人の息が合っているため、恋人なのかと気になることもありますよね。ただし、映画では交際中や夫婦という設定は示されていません。はっきり描かれるのは、同じ機体に乗って危険を共有する、任務上のパートナーとしての関係です。
ボブの控えめな雰囲気とフェニックスのはっきりした態度は対照的ですが、性格の違いだけで上下関係が決まるわけではありません。それぞれが担当する仕事を果たすことが大切です。ボクとしては、恋愛の有無を考える前に、二人がどんな情報を渡し合っているかを見てほしいかなと思います。
前作のマーヴェリックとグースも前後席の組み合わせでしたが、グースの担当はF-14のレーダー迎撃士官、RIOです。ボブのWSOとは機体も呼称も違うので、同じ役職だとまとめないほうが正確ですね。
ハングマンやルースターとは恋人?
結論からいうと、フェニックスがハングマンやルースターと交際していることは、完成した映画では明示されていません。親しさや対抗心を感じるやり取りはありますが、それだけで恋人と断定できる関係ではないんですね。
この作品は仲間同士の会話のテンポがよく、短い言葉から過去の付き合いを想像したくなります。そこが楽しい部分でもありますが、画面に描かれている事実と、鑑賞者として膨らませる解釈は分けておいた方が分かりやすいです。
ハングマンとは遠慮なく言い合う同僚
グレン・パウエルが演じるハングマンは、自分の実力への自信が強いパイロット。フェニックスは、彼の挑発に付き合いながらも、仲間を置き去りにするような行動を問題にします。単に口げんかをしているだけでなく、チームとして何を大事にするかの違いが表れているんですね。
二人のやり取りを見て、相性がよい、互いを意識していると感じるのは、鑑賞の楽しみ方として自然かなと思います。ただ、親しく言い合えることと、恋愛関係が設定されていることは別。映画で確かめられるのは、同じ任務を目指す同僚としての関係です。
ハングマンがどんな人物なのかも知りたいあなたには、ハングマンの人物像と仲間への姿勢を解説した記事も参考になります。彼の飛び方やルースターとの対立を知ると、フェニックスが何を問題にしているのかも理解しやすくなるかなと思います。
ルースターとは以前から面識がある
マイルズ・テラーが演じるルースターとは、序盤の再会の様子から、以前からの知り合いだと分かります。初対面の相手に自己紹介をするような距離感ではなく、すでに相手を知っている者同士の会話ですね。
一方で、いつどこで親しくなったのか、過去に交際していたのかまで、本編が詳しく説明するわけではありません。キャスティング初期には恋愛相手という報道もありましたが、初期の紹介と完成作品の描写は同じとは限らない点に注意したいところです。
ルースター自身の過去や、マーヴェリックとの関係を押さえておくと、このグループ内での立ち位置も見やすくなります。背景を整理したいあなたには、ルースターの人物像とマーヴェリックとの関係で詳しく解説しています。
マーヴェリックは教官であり作戦の指揮役
フェニックスにとってマーヴェリックは、特殊任務のために指導を受ける教官であり、最後にはともに出撃する人物です。親子や恋人という設定ではありません。彼の技量を目の当たりにし、訓練を重ねながら同じ作戦へ向かう、その関係が軸になっています。
俳優同士の私生活についての記事を見かけても、作中の恋人関係とは切り離して考えましょう。役柄の親密さから、演じた本人の関係まで推測する必要はありません。
訓練事故で死亡する?最終任務の結末
フェニックスもボブも、訓練事故では死亡しません。二人が乗る機体は危険な状態になりますが、緊急脱出して生存し、その後の最終任務にも参加します。あの場面を見て不安になったあなたには、まずこの結論を伝えておきたいです。
事故の発端はバードストライク
事故は敵との戦闘ではなく、訓練中に起きます。機体が鳥と衝突するバードストライクをきっかけに、エンジンの異常や火災に見舞われ、飛行を続けることができなくなることも。
戦闘機の映画では敵のミサイルや空中戦に意識が向きがちですが、ここでは敵がいない訓練にも危険があることが示されます。二人が危機に陥ることで、作戦に向けた準備が、単なる腕比べでは済まないものとして伝わってくるのです。
前作ではグースが訓練事故で命を落としているため、その記憶があると、さらに緊張する場面かなと思います。ただし、今回の事故の結果まで同じになるわけではありません。フェニックスとボブは脱出し、物語の後半でも役割を果たします。
最終任務ではマーヴェリック側を支える
最終作戦では、四機のF/A-18E/Fが二つの組になって目標へ向かいます。フェニックスとボブは、マーヴェリックと組む複座機に搭乗。もう一方は、ルースターの単座機と、ペイバック、ファンボーイが乗る複座機の組み合わせです。
| 組 | 単座機 | 複座機 |
|---|---|---|
| マーヴェリック側 | マーヴェリック | フェニックス/ボブ |
| ルースター側 | ルースター | ペイバック/ファンボーイ |
フェニックスとボブの機体は、マーヴェリック側の攻撃でレーザーによる目標指示を担います。簡単にいうと、レーザーで狙う場所を示し、誘導爆弾の命中につなげる役割です。操縦するフェニックスと、後席で兵装やセンサーに関わるボブの仕事が、ここで作戦の成果に結び付きます。
目立つ撃墜場面だけが活躍ではないんですね。決められた経路を飛び、タイミングを合わせ、ほかの機体による攻撃を成立させる。航空機が複数で行動する面白さを感じられる部分かなと思います。

最後は帰還し、仲間の生還を迎える
作戦後、フェニックスとボブは生還します。終盤でマーヴェリックとルースターを救うために敵機を撃墜するのはハングマンであり、その場面をフェニックスの行動と混同しないようにしましょう。役割は違っても、それぞれの行動が結末につながっています。
映画の脱出場面や飛行描写は、実際の航空安全の手順を説明するものではありません。飛行体験や航空訓練を検討する際は、正確な情報は公式サイトでの確認をお願いします。健康面や安全面を含む最終的な判断は専門家にご相談ください。
コールサインの意味と撮影秘話
フェニックスというコールサインの英語表記はPhoenixで、意味は不死鳥です。灰の中から再び現れる神話上の鳥を指します。名前だけでも力強い響きがありますが、言葉の意味と、登場人物がその名前を得た経緯は分けて考えたいところです。
劇中で命名のいきさつは詳しく語られない
映画では、ナターシャが過去に何をしてフェニックスと呼ばれるようになったのか、具体的には説明されません。訓練事故の前からその名前で呼ばれているため、劇中の事故を経験して初めて付いた名前というわけでもないんですね。
バルバロは撮影にまつわる話として、共演者との夜遊びの翌日にも仕事へ戻り、不死鳥のようによみがえったという趣旨のエピソードを語っています。ただし、これは俳優本人と撮影現場の話。登場人物ナターシャの過去に同じ出来事があったと説明する根拠にはなりません。
訓練事故を生き延びる展開を見て、不死鳥という名前に重ねたくなるのも分かります。ただ、本人はその見方を聞かされ、自分では考えていなかったと反応しています。「事故を予告するために付けた」と制作側の意図まで断定せず、作品の受け取り方の一つとして楽しむのがよさそうです。
実機に搭乗して演じた空中場面
撮影で大きなポイントになるのは、俳優たちが実際に飛行するF/A-18に搭乗して演技していることです。地上のセットで座っているだけでは得にくい体への負荷や、表情の変化が映像に表れています。
ただし、バルバロ本人がF/A-18を操縦して撮影したという意味ではありません。実際の操縦は海軍のパイロットが担当し、俳優は後席で演技します。作品内のフェニックスは前席の操縦担当ですが、撮影現場の座席配置とは別なんですね。
この撮影方法は、米海軍協会のフェニックスと女性海軍航空要員を扱った記事でも説明されています。後席にいる俳優を、操縦している人物として見せる工夫が、映画の臨場感を支えているのです。
女性パイロットとの交流を役づくりに生かす
バルバロは実際の女性海軍パイロットたちと飛び、地上でも交流を重ねています。フェニックスは架空の人物ですが、その振る舞いや仕事への向き合い方には、専門職として働く人たちとの接点が生かされているのです。
とはいえ、実在の特定の一人を、そのまま再現した伝記的な役柄とは確認されていません。参考にした人がいることと、一人の人物がモデルになっていることは違います。
また、バルバロは飛行撮影で吐かなかったと語っていますが、彼女だけが唯一吐かなかったという説明も正確ではありません。ジェイ・エリスも吐かなかったと本人のインタビューに登場します。すごさを伝えたいときほど、話を必要以上に大きくしないことが大切かなと思います。
実機で撮影したことは、完成映像に視覚効果を一切使っていないという意味ではありません。俳優の実際の搭乗、機体の撮影、映像上の加工を組み合わせて、映画の空中場面が作られているのです。
トップガンマーヴェリックのフェニックス~まとめ~
トップガンマーヴェリックのフェニックスは、ナターシャ・トレースという海軍大尉です。モニカ・バルバロが演じ、日本語吹き替えは内田真礼さんが担当。ボブと同じF/A-18Fに乗り、操縦と兵装システムの仕事を分担するパイロットとして描かれます。
訓練中の事故では命の危険に直面しますが、ボブとともに脱出して生存し、最終任務にも参加します。ハングマンやルースターとのやり取りには親しさや対抗心があるものの、恋人だと確定する描写はありません。
- すでにTOPGUNを卒業した精鋭として招集されている
- ボブは後席の兵装システム士官で、任務上の相棒
- 訓練事故を生き延び、最終作戦からも帰還する
- フェニックスは不死鳥を意味するが、劇中の命名の経緯は詳しく語られない
ボクがこの人物で注目したいのは、強い言葉を返せることだけではなく、仲間と組んで自分の仕事を果たすところです。バーでの会話、ボブとの短い交信、最終任務での役割。それぞれをつなげて見ると、見た目の格好よさに加えて、チームの一員としての頼もしさが伝わってくるかなと思います。
次に映画を見るときは、フェニックスが何を言うかだけでなく、誰から情報を受け取り、どの機体を支えているかにも目を向けてみてください。戦闘機の動きと人物同士の関係がつながると、彼女の活躍がいっそう見えてくるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
