ドローン資格取得に使える補助金を個人向けに紹介【2025年最新版】

2025年3月30日2025年5月14日

ドローンの活用が広がる中で、資格取得や免許取得にかかる費用をできるだけ抑えたいと考える個人の方も増えています。「ドローン資格補助金個人」と検索している方は、こうした費用面でのサポート制度を探しているのではないでしょうか。

実は、ドローン免許や資格取得時に活用できる補助金制度は複数存在し、個人でも条件を満たせば利用可能です。

代表的なものとしては、国の「人材開発支援助成金」や「小規模事業者持続化補助金」、さらに「ハローワークの教育訓練給付制度」などが挙げられます。これらを活用すれば、ドローンスクールの受講料や農業用ドローンの免許費用を抑えることも可能です。

また、補助金制度は自治体ごとにも用意されており、地域によっては独自の支援策を実施中です。補助金・自治体の情報は、公式サイトや地域の商工会議所などで確認できる場合があります。

一方で、申請にあたっては「ドローン補助金はいつまでなのか？」というように、期限や申請時期のチェックが欠かせません。補助金は基本的に期間限定かつ後払いが多いため、事前の計画が非常に重要です。

さらに、ドローンの申請費用はいくらなのか？という疑問に対しては、登録や飛行許可にかかる費用が状況によって異なるため、使用目的に応じた確認が必要です。

加えて、ドローンの国家資格とは何か、ドローン免許取得後の年会費や資格維持費の負担額についても知っておくべき必要があります。特にこれからのドローン業界今後どうなるかという将来性を踏まえると、今のうちに制度を活用して資格取得を目指す価値は十分にあるといえるでしょう。

この記事では、個人でも使えるドローン資格や免許取得の補助金情報をわかりやすく解説しています。ドローン導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

個人で使えるドローン資格取得の補助金制度の種類と内容
自治体や国の補助金を見つける具体的な方法
補助金の申請手続きや必要な準備のポイント
補助金を活用した資格取得の費用負担軽減方法

個人で使えるドローン資格補助金まとめ

免許取得時に活用できる補助金制度
ドローンの補助金はいつまでですか？
ハローワーク教育訓練給付制度の活用法
農業用ドローンの免許費用と補助金
補助金を受けられるドローンスクール

免許取得時に活用できる補助金制度

ドローンの免許取得時、条件次第で補助金を活用し費用を大幅に削減可能です。特に事業用としてドローンを導入したい個人事業主や小規模事業者にとって、補助金制度は大きな支援となるでしょう。

活用できる主な制度として「人材開発支援助成金」が挙げられます。この制度は基本的に企業向けですが、条件によっては個人事業主でも従業員の育成目的で申請できるケースも。ドローンスクールの講習が対象訓練に該当する場合、講習費用の最大75％が助成される可能性も大いにあり、経済的負担の軽減に貢献します。

他にも、「小規模事業者持続化補助金」では、販路開拓や業務効率化を目的とした取り組みに対して50万円～最大250万円まで支給されることがあります。例えば「農業にドローンを導入し、その技術を学ぶために資格を取得する」という計画であれば、申請対象となる可能性が高いです。

小規模事業者持続化補助金は、2025年度において最大250万円の支給が可能です。具体的には、補助金の上限や種類によって異なります。

通常枠: 基本的に50万円が上限ですが、インボイス特例を利用することで最大50万円上乗せされ、さらに賃金引上げ特例を活用する場合には150万円の追加が可能
賃金引上げ特例: 事業場内の最低賃金を地域別最低賃金より50円以上引き上げた事業者には、補助上限が最大200万円
災害支援枠: 被害を受けた事業者に対する支援として、直接被害の場合は最大200万円、間接被害の場合は最大100万円が適用される
創業型: 創業後3年以内の事業者には、補助上限が最大200万円、特例を活用すれば最大250万円
共同・協業型: 参加事業者10社以上が連携する場合、最大5,000万円の支援が可能

このように、小規模事業者持続化補助金は、多様な特例や枠組みによって異なる補助金の最大額が設定されています。

ただし、どの補助金も事前に計画書の提出や、申請書類の整備が必要となります。後から「知らなかった」では済まないため、準備段階から制度の内容をよく確認し、必要であれば専門機関に相談するのが安心です。

また、補助金は後払いが基本です。つまり、最初に講習費用を自分で立て替える必要があるため、一定の資金準備が求められます。申請のタイミングや条件も毎年変更されることがあるため、最新情報のチェックは欠かせません。

ドローンの補助金はいつまでですか？

ドローンに関する補助金の多くは、公募期間が定められており、年に数回の募集スケジュールに沿って申請を行う必要があります。つまり、いつでも申請できるわけではなく、「いつまでか」という問いに対しては「補助金ごとに期限が異なる」というのが正確な答えです。

小規模事業者持続化補助金は、年ごとに複数回の公募が行われ、毎回締切があります。

2025年度の締切については、特に第17回の公募が重要です。この公募の詳細は以下の通りです。

第17回公募締切は2025年6月13日です。これは、申請書類を提出するための最終期限です。

事業支援計画書の発行依頼は、申請締切の約1週間前までに行う必要があり、そのため実際の準備は早めに始めることが求められます。

また、自治体が提供する補助金についても期間限定であることがほとんどです。例えば、豊橋市の「無人航空機操縦者資格取得支援補助金」は、年度内の早い者勝ち形式で予算がなくなり次第終了します。こうした補助金は申請が集中する傾向があるため、公開直後に動き出すのが得策です。

また、国の補助金であっても、年度をまたいで継続されるとは限りません。予算の見直しや制度の変更によって、次年度以降に廃止される可能性もあります。したがって、気になる補助金がある場合は「すぐに利用する」ことを前提に計画を立てたほうが良いでしょう。

このように、ドローン補助金は期限があるものが大半で、申請できるタイミングを逃すと次のチャンスまで待たなければなりません。必ず各補助金の公式サイトや自治体の情報を確認し、早めに行動することが重要です。

ハローワーク教育訓練給付制度の活用法

ハローワークの教育訓練給付制度は、労働者が自己の職業能力を向上させたり、キャリアを形成したりするための支援を目的とした制度です。具体的には、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、その受講費用の一部が支給される仕組みとなっています。

教育訓練の種類

教育訓練給付制度には、主に以下の3種類の教育訓練が含まれています。

専門実践教育訓練: 労働者の中長期的なキャリア形成に資する教育訓練で、受講費用の最大50%が支給されます（年間上限は40万円）受講修了後1年以内に目標資格を取得し、雇用保険の被保険者として就職した場合、さらに追加の支給が行われ、最大で受講費用の70%までの支給も可
特定一般教育訓練: 労働者の速やかな再就職および早期のキャリア形成に資する教育訓練で、受講費用の最大40%が支給される（年間上限は20万円）、資格取得に成功した場合は50%（上限25万円）が支給される
一般教育訓練: 雇用の安定や就職の促進に資する教育訓練で、受講費用の最大20%が支給される（年間上限は10万円）

受給資格

受給資格を得るためには、以下の条件を満たす必要があります。

雇用保険の被保険者、または被保険者であった者であること。特に、受講開始日に雇用保険に加入している期間が3年以上であるか、または離職後1年以内に受講を開始することが求められる（前職での雇用保険加入期間も考慮される）

申請手続き

申請手続きは、受講修了日の翌日から1ヶ月以内にハローワークで行う必要があります。また、支給を受けるには、「教育訓練給付金支給申請書」や受講証明書など、一定の書類を提出することが必須です。

詳細な手続きについては、ハローワークの公式ウェブサイトやパンフレットで確認できます

例えば、ハローワークが指定する対象講座に登録されているドローンスクールで資格取得コースを受講する場合、講習費用の一部が給付され、自己負担が軽減されます。ただし、給付金の対象となるには、あらかじめハローワークでの申請と手続きが必要です。

申請時には、雇用保険の加入期間や離職期間、スクールの講座内容が要件を満たしているかどうかが審査されます。さらに、受講後には修了証などの提出も求められるため、準備やスケジュール管理が重要です。

なお、全てのドローンスクールがこの制度の対象となっているわけではありません。申し込み前に、ハローワークやスクールの公式情報を通じて対象講座かどうかを必ず確認しておきましょう。

農業用ドローンの免許費用と補助金

農業にドローンを導入したいと考えている方は、国の制度に加えて、自治体や農業団体の支援制度もあわせて調べることがポイントです。そうすることで、費用面の負担を抑えつつ、導入をスムーズに進めることができます。

農業用ドローンの免許費用

農業用ドローンを操縦するつもりであれば、適切な資格と免許を取得する必要があります。特に、以下のふたつの種類の免許が関連します。

産業用マルチローターオペレーター技能認定: 農林水産航空協会が認定した教習施設で講習を受け、試験に合格することで取得が可能です。受講期間は初めての方の場合、約5日間で、受講料は約25万円前後が一般的です
農業ドローン技能認定証: DJIやクボタ製の農業用ドローンを使用する場合、DJI JAPANが運営するトレーニング機関での講習が必要です。講習期間は通常2～5日間で、受講費用は約20万円から28万円程度です

農業用ドローンの補助金

農業用ドローンの導入に対しては、さまざまな補助金が提供されています。代表的なものは以下です。

ものづくり補助金: 中小企業庁が提供するもので、革新的な取り組みを行う事業者に対して、ドローン購入に利用できる補助金を支給、補助率は経費の最大2/3で、返済義務はなし
小規模事業者持続化補助金: 常時使用する従業員が20人以下の小規模事業者が対象で、通常枠であれば補助額は50万円、農業用ドローンの購入に活用できる
担い手確保・経営強化支援事業: 経営発展のために必要な機械や設備の導入を支援するための事業。法人や個人事業主が利用でき、上限は1500万円から3000万円までさまざま

導入にあたっては、各補助金や助成金の具体的な条件や申請手続きについて、必ず各自治体や公式ホームページを確認する必要があります。これにより、金銭面での負担を軽減しながら、新たな技術を活用した農業を推進することが可能です。

一部の自治体では独自に農業用ドローン導入支援を行っているケースもあります。例えば、三田市ではスマート農業機械の導入を支援する補助制度があり、購入費用や講習費用の一部をカバーすることができます。

ただし、これらの補助金は地域や年度によって内容が異なり、申請条件やタイミングにも違いがあります。さらに、補助金は後払いのものが多く、いったん全額を自己負担する必要がある点にも注意が必要です。

補助金を受けられるドローンスクール

近年、ドローン関連の資格取得や導入に際して、さまざまな補助金・助成金制度が設けられています。これらの制度は、企業がドローンを導入する際のコスト負担を軽減し、技能向上を図ることが目的です。特に、「人材開発支援助成金」は多くのドローンスクールで利用可能な制度となっています。

人材開発支援助成金

この助成金は、従業員がドローンスクールで専門技能を習得するための訓練に対し、費用の一部を支援するものです。

経費助成: 受講料や教材費、試験費用などが対象となり、最大75％の補助が受けられる。
賃金助成: 訓練中の賃金が一定額支給されるため、トレーニングに励む従業員にとってもメリットがある。

この助成金を利用するためには、受講するドローンスクールがこの制度に登録されていることが必要がです。日本各地には、国土交通省から登録を受けた多くのドローンスクールが存在します。

主要なドローンスクール

以下は、補助金を受けられる代表的なドローンスクールの例です。

ドロンスクール千葉幕張: 国家資格を取得するためのコースを提供し、補助金を利用した受講も可能。特に「事業展開等リスキング支援コース」が利用でき、最大で受講費用の75％以上が助成される可能性あり
株式会社ミラテクドローン: ドローンスクールを運営しており、国土交通省が認定する「国家資格無人航空機操縦士コース」を提供
名古屋ドローンスクール: 各種ドローン関連の訓練コースを提供しており、複数の助成金制度に対応。

ドローンの資格取得及び導入には多くの補助金制度が存在し、適切なスクールを選ぶことでその恩恵を受けることができます。特に、訓練中の賃金助成や受講費用の補助が得られるため、企業にとっては有効な手段と言えるでしょう。各スクールの公式サイトや直接の問い合わせを通じて、詳細情報を確認し、ニーズに合った選択をすることをお勧めします。

ドローンの資格取得にあたって、補助金が利用できるスクールを選ぶことで、費用の大幅な削減が可能です。ただし、すべてのドローンスクールが補助金に対応しているわけではないため、選ぶ際には慎重な確認が必要です。

ドローン資格補助金を個人で申請する方法

補助金のある自治体の確認方法と探し方
ドローンの申請費用はいくらですか？
ドローン免許の年会費と資格維持費
ドローンの国家資格とは？
ドローンの補助金は法人も対象？
ドローン免許とドローン業界今後どうなる

補助金のある自治体の確認方法と探し方

ドローン資格取得に関する補助金は、自治体ごとに独自の制度を設けている場合があります。制度の有無や内容を調べるには、いくつかの手段を組み合わせるのが効果的です。

まず確認したいのが、お住まいの市区町村や都道府県の公式ホームページです。トップページの検索欄で「ドローン補助金」「資格補助金」などのキーワードを入力すると、対象制度が見つかることがあります。掲載場所としては「産業支援」「中小企業支援」「農業支援」などのカテゴリーに含まれていることが多いです。

次に、商工会議所や地域の産業振興センターなども情報収集の拠点になります。こうした機関では、補助金の説明会や申請サポートを行っていることもあるため、問い合わせてみましょう。

さらに、補助金情報を一括で調べられる「補助金ポータル」などのWebサービスも便利です。地域や業種を指定して検索できるため、自分に合った支援制度を効率よく探せます。

一方、農業や林業での利用を考えている人は、地域の農政課やJAなどに相談すると、より具体的な制度情報を得られる場合もあります。

このように複数のルートから情報を集めることで、自分が対象となる可能性のある補助金を見逃さずに済みます。調べる際には、申請期間や対象条件を必ず確認しておきましょう。

ドローンの申請費用はいくらですか？

ドローンの申請にはさまざまな費用がかかりますが、主に申請の種類や方法によって異なります。以下は一般的な費用の詳細です。

自分で申請する場合

ドローンの包括申請を自分で行う場合、基本的には申請手数料はかかりません。つまり、自分で申請する限り、費用は無料です。ただし、郵送申請を行う場合には、郵送料がかかることがあります。

具体的には、郵送で申請する際の郵送料や、紙の飛行許可証を希望した場合の返送用郵便の切手代が必要になりますが、オンライン申請を利用すればこれらのコストは不要となります。

行政書士に依頼して申請を代行してもらう場合は、2万から5万円程度の手数料が発生することがありますので、自分で行うことでコストを削減できる点は、利用者にとっての大きなメリットと言えるでしょう。

行政書士に依頼する場合

自分で申請する場合は費用がかからないことが一般的です。しかし、申請が複雑なケースでは、行政書士などの専門家に依頼することも選択肢の一つ。

包括申請（1年間有効で広範囲に飛行可能）を依頼する場合、2万〜3万円程度の費用が目安となります。イベント上空での飛行許可など、特殊な申請では5万円以上かかるケースも少なくありません。

自分でドローンの申請を行う際、特に包括申請では、年間で全国を対象とした飛行が許可されるため、フレキシブルな運用が可能です。ただし、自分で行う場合、補正指示を受けることがあり、許可取得まで時間がかかる恐れも。行政書士に委託すれば短期間で許可が得られるメリットがあるでしょう。

これに加えて、ドローン登録に関する法律も念頭に置く必要があります。2022年6月20日以降は100g以上のすべての無人航空機（ドローンやラジコンなど）について登録が義務化されているため注意が必要。登録していない機体を飛行させることはできないため、申請の前に登録手続きを済ませておくことが不可欠です。

登録制度の費用

ドローンの機体登録については、申請方法によって費用が異なります。

オンライン申請（マイナンバー利用）: 1台目は900円、2台目以降は890円
オンライン申請（免許証など利用）: 1台目は1,400円、2台目以降は1,050円
郵送申請: 1台目は2,400円、2台目以降は2,000円

これらの登録手続きには、登録内容に応じて追加の書類提出が必要となるため、手数料だけでなく、準備に関するコストも考慮する必要があります。

その他の手数料

飛行許可・承認の申請については、ドローンの飛行内容が航空法に抵触する場合に必要です。たとえば、人口密集地での飛行や目視外飛行を行う場合には、国土交通省への許可申請が求められます。これらの手続きを進める際には、明確な料金体系を把握しておくことが重要です。

このように、ドローンの運用にかかる申請費用は一律ではありません。どこで飛ばすのか、どのように使うのかによって大きく変わるため、使用目的に応じて必要な申請と費用をあらかじめ把握しておくことが大切です。

ドローン免許の年会費と資格維持費

ドローンの資格を取得した後も、継続して使用・運用していくためには、年会費や維持費が必要となることがあります。これらの費用は資格の種類や発行団体によって異なるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。

まず、民間資格の場合、代表的な団体として「JUIDA（日本UAS産業振興協議会）」や「DPA（ドローン操縦士協会）」などが存在。JUIDAの場合、準会員の年会費は5,000円ほどで、資格を維持するためには定期的な更新手続きも求められるでしょう。更新時には、別途数千円程度の費用が発生するケースも少なくありません。

一方で、DPAの「ドローン操縦士回転翼3級」では、更新料が12,000円、技能認定料が25,000円かかる点に注意が必要。企業・団体として加入する場合はさらに高額になることも考えられます。

国家資格については、現時点（2025年3月時点）では年会費という形式の維持費は設けられていない状況です。ただし、資格の有効期限は3年間となっており、更新には再講習や身体検査が必要となるのが特徴。更新費用としては、1万〜2万円前後の費用がかかることも想定されるでしょう。

また、資格を持っていても飛行申請やドローン保険への加入などで、年間を通じて一定の支出が発生する点も忘れてはなりません。特に商用利用を考えている方は、維持費をランニングコストとして考慮しておくべき観点からも重要です。

ドローンの資格は取得して終わりではないのです。安全な運用を続けるためにも、必要な維持費と更新手続きを計画的に管理することが成功への鍵となるでしょう。

ドローンの国家資格とは？

ドローンの国家資格とは、日本国内で正式に制度化された操縦技能の証明制度のことで、2022年12月から導入されています。制度名は「無人航空機操縦者技能証明制度」と呼ばれ、ドローンの安全な運航を促進するために設けられた仕組みです。

この資格には「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」の2種類があり、それぞれ飛行できる範囲や条件が異なる点が特徴的。たとえば、一等資格を持っていれば「レベル4飛行」と呼ばれる、補助者なしでの有人地帯での目視外飛行が可能になります。一方で、二等資格ではレベル3.5相当の無人地帯での目視外飛行までが対象です。

国家資格を取得するには、国土交通省が認定した「登録講習機関」での講習を受け、学科試験と実地試験に合格する必要があるでしょう。また、身体検査も受けることが義務付けられている点も見逃せません。講習の免除があるコースもありますが、完全に独学で資格を取得することは不可能です。

費用の目安としては、初心者が二等資格を取得する場合、講習や試験を含めて約25万円前後がかかる計算。一等資格では、内容がより高度になるため、費用も30万円〜80万円程度と幅があるのが現状です。

今後、ドローンの活用が広がる中で、この国家資格は業務上の必須スキルとして定着していくと考えられています。特に物流や測量、災害対応といった分野では、資格保有者の需要が高まる傾向にあるのです。

ドローンをビジネスで活用したい方や、安全面での信用性を高めたい方にとって、国家資格の取得は有力な選択肢と言えるでしょう。

参考資料：「登録講習の登録講習機関一覧」国土交通省